帯揚げが苦手だ。どれだけ練習しても、すっきり結べない。 ふっくらと、もしくはすっきりと結んだ着姿にあこがれて、いろんなやり方を試してみるのだけれど、いまだに上手くいかない。 「苦手だから」なのか「だから苦手」なのか、どっ …
57_半幅礼賛
帯揚げが苦手だ。どれだけ練習しても、すっきり結べない。 ふっくらと、もしくはすっきりと結んだ着姿にあこがれて、いろんなやり方を試してみるのだけれど、いまだに上手くいかない。 「苦手だから」なのか「だから苦手」なのか、どっ …
「初ごよみ 知らぬ月日は美しく」 ―吉屋信子 まっさらなカレンダーを前にして、いつも思い出す句だ。若いころは、「知らぬ月日」はただ、わくわくと楽しみなばか …
電車のドアのそばに、すらりと背の高い、若い女性が立っている。きもの姿だ。 大島紬の龍郷柄。いかにも今どきの若い女性らしいたたずまいとの対比に心が動いた。最近では少なくなった羽織と長着のアンサンブルだったこともあって、もう …
水玉の大島紬が届いた。もうしばらく、きものは要らない。 瞳さんから「お仕立てできました!」と連絡があった。家で仕事をしていたので、とるものもとりあえず、Gritterを着て飛んでいった。もちろん、試着するためだ。 いつか …
今日も、笑顔の瞳さんが迎えてくれた。 ハンガーラックにずらっと吊られた灰色のReady7。 ああ、検品の最中だったのか。 所用があってnonoのオフィスを訪ねると、いろいろな商品が広げられたり、積まれていたりすることがあ …
先日、きもの好きが集まるとある場所に、偶然立ち寄る機会があった。10月もそろそろ下旬になろうかという日だったが、最高気温は30度をちょっと切るくらい。場所柄、さすがにきものの人が多い。そんなお天気だから、いでたちも皆さん …
帯締(三部紐)、帯留、帯地date。モノトーンでエッジが効いている、というイメージがまず浮かぶけれど、実はnonoのアイテムはけっこう「キラキラ」している。 そもそも看板商品のきもの、「Gritter」のヨコ糸には箔糸が …
お彼岸を過ぎたある朝、いきなり秋が来た。 厄災のような夏の空気は去り、さらりとした風が通り抜けていく。 姿見の前できものを羽織ってみた。 意外なほど髪が伸びていて、ずいぶんイメージが変わっている。 ――わたし、いつからき …
今年もこの季節がきた。 ほころぶ花、揺れる空気、そして静かな命。 2025年のGritterは、期せずして自然をモチーフにした新柄が出揃っている。 新しい窓が開き、風がとおる。そんな気配を感じる柄行きばかりだ。 ダリアと …
「和装用」のバッグは持たない。 わたしがきものに合わせるバッグの基準はこれだけ。 ちょっとした「違和感」こそが、きもの姿を立体的に、奥行きのあるものにすると思っているからだ。 今年の夏、ちいさなギャラリーで出会ったのは、 …
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