帯締(三部紐)、帯留、帯地date。モノトーンでエッジが効いている、というイメージがまず浮かぶけれど、実はnonoのアイテムはけっこう「キラキラ」している。 そもそも看板商品のきもの、「Gritter」のヨコ糸には箔糸が …
51_ 女の子はキラキラが大好きだ。 ―オリジナル羽織紐&ビジューワークショップ
帯締(三部紐)、帯留、帯地date。モノトーンでエッジが効いている、というイメージがまず浮かぶけれど、実はnonoのアイテムはけっこう「キラキラ」している。 そもそも看板商品のきもの、「Gritter」のヨコ糸には箔糸が …
お彼岸を過ぎたある朝、いきなり秋が来た。 厄災のような夏の空気は去り、さらりとした風が通り抜けていく。 姿見の前できものを羽織ってみた。 意外なほど髪が伸びていて、ずいぶんイメージが変わっている。 ――わたし、いつからき …
今年もこの季節がきた。 ほころぶ花、揺れる空気、そして静かな命。 2025年のGritterは、期せずして自然をモチーフにした新柄が出揃っている。 新しい窓が開き、風がとおる。そんな気配を感じる柄行きばかりだ。 ダリアと …
「和装用」のバッグは持たない。 わたしがきものに合わせるバッグの基準はこれだけ。 ちょっとした「違和感」こそが、きもの姿を立体的に、奥行きのあるものにすると思っているからだ。 今年の夏、ちいさなギャラリーで出会ったのは、 …
子どものころ、テレビで観た映画、『極道の妻たち』。岩下志麻さん演じる「姐さん」の、細くV字に合わせた襟元で光る一粒ダイヤモンドのネックレス。きものにはまだ何の関心もなかったが、子ども心にも「このネックレスひとつで、『極道 …
弘前市内、古くからはきものを扱うその店先には、津軽塗の下駄の台が、色も塗りもさまざまに揃っていた。合わせる鼻緒もまた、棚いっぱいに並んでいる。 朗らかで明るい声、少し鼻にかかる柔らかな津軽弁が耳にやさしい。あらまあ、うち …
「夏の黒、冬の白ほどおしゃれなものはない」。 若いころ、大橋鎮子さん(雑誌『暮らしの手帖』の創刊者)のコラムで読んだ一文がずっと心に残っていて、今に至るまで真夏でも黒いワンピースばかり着ている。 暑そうに見えるのだろう …
これは、きもの?いや、ワンピース? 確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。 左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは …
かき氷には、麻のきものが良く似合う。共通点は、「どちらもシャリっとしている」ところ。 暑いさなか、つい動作もぐったり緩慢になってしまいがちなのだけれど、うかうかしているとかき氷はただの色付き砂糖水になってしまう。かた …
羽織を着てさあ出かけよう、という段になって、つけっぱなしのベビーパールの羽織紐が、微妙に今日の取り合わせ(モード系モノトーンに足袋ブーツ)に合わない。悪くはない、でも少し甘い。もちろんずぼらを決め込んだ自分が悪いのだけ …
> コラム一覧をみる