どうしてポケットに手を入れるのか?――そこにポケットがあるから。 nonoのSHIKI(Kimono + Apparel)シリーズの商品には、ほぼ確実にポケットがついている(薄羽織や襦袢Tシャツとかは除いて)。 き …
41_ポケットの中には

どうしてポケットに手を入れるのか?――そこにポケットがあるから。 nonoのSHIKI(Kimono + Apparel)シリーズの商品には、ほぼ確実にポケットがついている(薄羽織や襦袢Tシャツとかは除いて)。 き …
「カバーも袋も要りません」。書店のレジで、必ずこう言う。 誰が気にするわけでもなし、見られて恥ずかしい本を読んでいるわけでなし。そう思ってきたけれど、やっぱり文庫本にはブックカバーが欲しくなってきた。 理由のひとつ …
「…という計算で、これが『7マルキ 一元』、こっちは『9マルキ カタス式』ですね」…。 株式会社枡儀の代表にしてnonoの主宰者でもある上田社長に、大島紬の技法について詳細にレクチャーしていただく。枡儀のすばらしい実物 …
今わたしの手元に、 『本場奄美大島紬協同組合 創立100周年記念誌』という冊子がある。「どうして平織なのに『紬』なんだろう?」という素朴な疑問の答えがあるかも、と、上田社長からお借りしてきた。 発行は平成15年(20 …
ショールームのテーブルに置かれた細長いボードに、何種類かの大島紬の生地が貼り交ぜられている。目に留まったのは、泥染めの深い地色に白抜きで織り出された、丸っこい水玉模様。なんて可愛いんだろう。今ではもう織ることができない …
「ずっと探しているのだけれど、どうしても『これ!』というものが見つからない」。きものを着る人には誰しも、そんな小物があるのではないだろうか。わたしにとってはそのひとつが羽織紐だ。 羽織紐は意外なほど目を引く。シンプル …
仮住まいへの引っ越しを何とか無事に済ませた。どうして10年に一度の寒波が30年に一度の引っ越しにぶつかるのだろう…。この日の最低気温はマイナス6度、積雪と大渋滞のため、引っ越しトラックはうちへ来る途中で立ち往生してしま …
あふれるような笑顔の写真が次々と送られてくる。華やかな振袖とヘアアレンジが青空と琵琶湖に映えて、なんてかわいい、なんてまぶしい。 4年前、息子が二十歳を迎えた年の成人の日。保育園のころから今も、家族ぐるみで仲の良い同 …
初詣はきものでと楽しみにしていたのだけれど、年の瀬に家人がインフルエンザで寝込んだ上、家のリフォームのための仮住まいへの引っ越しが間近なこともあって、年末年始の長いお休みの間、結局一度も袖を通さずじまい。それに家中が段 …
迷った挙句、選んだのはキルトコート quilt。軽くて皺にならず、少々の雨でも平気。たっぷりしたシルエットなので、中に着こめるのがありがたい。昨今は冬もあたたかくなってきているから、インナーダウンのベスト(これは意外な …
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