京都の気温は連日35℃超。そして猛烈な湿気。それでもわたしはきものを着る。理由は簡単、(ほぼ)きものしか「ない」からだ。年を重ねて、何を着ても以前のようには似合わなくなった気がする。「これを着ていれば自分が機嫌よくいられ …
21_つかず、離れず、締めつけず。
![](https://www.kimono-factory.com/wp-content/uploads/SReadyRO04.jpg)
京都の気温は連日35℃超。そして猛烈な湿気。それでもわたしはきものを着る。理由は簡単、(ほぼ)きものしか「ない」からだ。年を重ねて、何を着ても以前のようには似合わなくなった気がする。「これを着ていれば自分が機嫌よくいられ …
七月の声を聞くと、京都の街中には祇園祭の気分が漂いはじめる。 この時期の京都には多分、日本でいちばん多種多様な、ピンからキリまでのゆかたが揃っているだろう。最近はゆかたと夏きものの境目がゆるやかになっていて、絞りのゆかた …
はじめて着付けを習いに行ったのは、自宅近くの個人教室だった。90分×10回で、全くの初心者から一重太鼓まで結べるようになる、というよく見かけるコースだ。 レッスンはまず「座学」からスタートした。適正なサイズの算出法を教わ …
自他共に認める「着るものオタク」なのに、このアイテムを何と呼べばよいのか考えあぐねている。サイト上の公式名は、着物ラップスカート Around。着てみると確かに、ラインのきれいなロングタイトの巻きスカートだ。 きものと同 …
主宰の上田哲也さんと奥さまの瞳さんに、nonoについてじっくりお聞きしたインタビューから、 「Kimono Factory nonoのしごと」についてお伝えするコラム、今回はその2回目です。テーマは「Kimono Fac …
わたしはnonoのヘビーユーザーです(とっくにお分かりでしょうが…)。 ブランド名の由来や、新商品の発想の源、実際のものづくりのプロセスなど、主宰の上田哲也さんと奥さまの瞳さんに聞いてみたいことがたくさんあります。 おふ …
「良い靴は、履き主を良い場所へ連れていってくれる」。ヨーロッパのどこかのことわざだというが、はきものに目がないわたしには、もっぱら買い物のための格好の口実になっている。新しいきものも帯もうれしいけれど、はきものも同じく …
きものを着るようになって戸惑ったことのひとつに、「今、着たいものがすぐに手に入らない」ことがある。きものはサイズに融通が利くというけれど、サイズが合わない時の違和感(特に裄と身幅)は、わたしには洋服よりむしろ大きい。多少 …
レッスン室の、壁一面の大きな鏡の前で、わたしはいたたまれなくなっていた。 「これは、あかんなぁ…」 受講しているのは、上方舞の入門講座。カルチャーセンターで月に2回、一時間半のレッスンだ。鏡に映るのは、結い上げた黒髪に柔 …
昨年(2023年)、仕事やらお出かけやらで、だいたい200日くらいきものを着た勘定になる。融通の利く(野放しともいう)フリーランスだからこそできたことだが、「習うより慣れよ」とはよく言ったものだ。柔らかもの、紬、綿や麻と …
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