これは、きもの?いや、ワンピース? 確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。 左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは …
44_風を待つ (着物ワンピース 5001)

これは、きもの?いや、ワンピース? 確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。 左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは …
かき氷には、麻のきものが良く似合う。共通点は、「どちらもシャリっとしている」ところ。 暑いさなか、つい動作もぐったり緩慢になってしまいがちなのだけれど、うかうかしているとかき氷はただの色付き砂糖水になってしまう。かた …
羽織を着てさあ出かけよう、という段になって、つけっぱなしのベビーパールの羽織紐が、微妙に今日の取り合わせ(モード系モノトーンに足袋ブーツ)に合わない。悪くはない、でも少し甘い。もちろんずぼらを決め込んだ自分が悪いのだけ …
どうしてポケットに手を入れるのか?――そこにポケットがあるから。 nonoのSHIKI(Kimono + Apparel)シリーズの商品には、ほぼ確実にポケットがついている(薄羽織や襦袢Tシャツとかは除いて)。 き …
「カバーも袋も要りません」。書店のレジで、必ずこう言う。 誰が気にするわけでもなし、見られて恥ずかしい本を読んでいるわけでなし。そう思ってきたけれど、やっぱり文庫本にはブックカバーが欲しくなってきた。 理由のひとつ …
「…という計算で、これが『7マルキ 一元』、こっちは『9マルキ カタス式』ですね」…。 株式会社枡儀の代表にしてnonoの主宰者でもある上田社長に、大島紬の技法について詳細にレクチャーしていただく。枡儀のすばらしい …
今わたしの手元に、 『本場奄美大島紬協同組合 創立100周年記念誌』という冊子がある。「どうして平織なのに『紬』なんだろう?」という素朴な疑問の答えがあるかも、と、上田社長からお借りしてきた。 発行は平成15年(20 …
ショールームのテーブルに置かれた細長いボードに、何種類かの大島紬の生地が貼り交ぜられている。目に留まったのは、泥染めの深い地色に白抜きで織り出された、丸っこい水玉模様。なんて可愛いんだろう。今ではもう織ることができない …
「ずっと探しているのだけれど、どうしても『これ!』というものが見つからない」。きものを着る人には誰しも、そんな小物があるのではないだろうか。わたしにとってはそのひとつが羽織紐だ。 羽織紐は意外なほど目を引く。シンプル …
仮住まいへの引っ越しを何とか無事に済ませた。どうして10年に一度の寒波が30年に一度の引っ越しにぶつかるのだろう…。この日の最低気温はマイナス6度、積雪と大渋滞のため、引っ越しトラックはうちへ来る途中で立ち往生してしま …
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