「いえ、お祭の翌日、ゆかたは捨てるんだそうですよ」。先日、きものの仕事をしている方から聞いた話だ。祇園祭をはじめ、今年も夏の京都でたくさんのゆかたを見かけた。とりどりのゆかたに身を包んで、いそいそと街を行く若い子たちの可 …
24_ 夏の終わり、ゆかたの行方

「いえ、お祭の翌日、ゆかたは捨てるんだそうですよ」。先日、きものの仕事をしている方から聞いた話だ。祇園祭をはじめ、今年も夏の京都でたくさんのゆかたを見かけた。とりどりのゆかたに身を包んで、いそいそと街を行く若い子たちの可 …
絽綴れ、絽、紗、羅、麻帯。いわゆる「夏帯」と呼ばれる帯はたくさんある。少しずつ締められる時期が違うらしい。 ものの本やあちこちのwebサイトには、「正しい帯の選び方」とか「帯にも季節ごとに決まりがある」とか指南と蘊蓄が溢 …
さて、これは何の数でしょう。 「きもの 猫」と「きもの 犬」でweb検索してみた数だ。犬だってとっても可愛いのに、きもの好きには圧倒的にネコ好きが多いのはどうしてだろう。 わたしも「ネコ好きのきもの好き」。保護ネコ出身の …
京都の気温は連日35℃超。そして猛烈な湿気。それでもわたしはきものを着る。理由は簡単、(ほぼ)きものしか「ない」からだ。年を重ねて、何を着ても以前のようには似合わなくなった気がする。「これを着ていれば自分が機嫌よくいられ …
七月の声を聞くと、京都の街中には祇園祭の気分が漂いはじめる。 この時期の京都には多分、日本でいちばん多種多様な、ピンからキリまでのゆかたが揃っているだろう。最近はゆかたと夏きものの境目がゆるやかになっていて、絞りのゆかた …
きものが好きになると、夏ものに心惹かれるようになる…というのはあちこちで聞く話で、着はじめた当初は「この暑いのにとんでもない」と思っていた。が、昨年、曲がりなりにもひと夏をきもので通せたこと、体型をカバーできることに気を …
「あんた、勇気あるなぁ」。 その口調から誉め言葉ではないことは明らかで、全身に変な汗がふき出した。 きものが着られるようになると、うれしくなって毎日のように着てみたくなる。一重太鼓の帯結びすら覚束ないのに、数少ない手持ち …
はじめて着付けを習いに行ったのは、自宅近くの個人教室だった。90分×10回で、全くの初心者から一重太鼓まで結べるようになる、というよく見かけるコースだ。 レッスンはまず「座学」からスタートした。適正なサイズの算出法を教わ …
自他共に認める「着るものオタク」なのに、このアイテムを何と呼べばよいのか考えあぐねている。サイト上の公式名は、着物ラップスカート Around。着てみると確かに、ラインのきれいなロングタイトの巻きスカートだ。 きものと同 …
インタビューの中、「きもの」やnonoの商品について、探していたパズルのピースがパチッとはまるような感覚になる瞬間が何度もありました。 「Kimono Factory nonoのしごと」3回目(暫定的最終回)は、nono …
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